マイクロキャリア培養法
ヒトiPS細胞のマイクロキャリア培養用基材
としてのラミニン511E8断片の有用性
ヒト多能性幹細胞(hPSC)を用いる再生医療では大量の細胞が必要となります。
細胞は培養して増やす必要がありますが、従来のディッシュによる単層(2D)培養ではスケールアップに限界があることや、スフェロイドを作製する浮遊(3D)培養では細胞機能の維持に問題が生じる可能性が指摘されてきました。
これらの問題に対してマイクロキャリアを用いた培養方法は、単層(2D)培養と浮遊(3D)培養の両方のメリットをいかすことでき、均質な細胞を大量に回収できることが期待できます。
しかし、マイクロキャリアにECMをコーティングしてhPSCを効率的に培養する方法はまだ確立されていません。
そこで我々は、2D培養で培ってきたiMatrix-511の技術をマイクロキャリアに応用することで、これらの問題を解決することを試みています。
第23回日本再生医療学会総会で発表
【ポスターダウンロード】演題番号 P-17-6